最終成績はコチラ
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No.1 つっぱり君(ものつくり大学)
最大荷重 14.8kN / 最大変位 300.3mm
私たちのコンセプトは「つっぱり」です。耐力性を高めるために土台はヒノキを使用し、支柱、筋交いで初期剛性を高めました。この壁は手刻み、金物なしで最後まで耐え抜きつっぱりきれるのでしょうか。
木材
桁、柱 :すぎ 土台 :ひのき 筋かい :すぎ
非木材
なし
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No.2 ダイヤのエース(大三商行+東京都市大学チーム)
最大荷重 34.7kN / 最大変位 215.1mm
「ダイヤのエース」は、2本の引張筋交いと、2本の圧縮筋交いからなる耐力壁で、その見た目から壁の名前が決まりました。4本の筋交いにより初期から高い剛性を出し、引張筋交い両端の木栓降伏後は粘りのある性能を出すことを目指しています。2回の予備試験の結果を基に、クリアランスの取り方や、雇形状の修正を行って本番にきました。金物を使わない壁を設計して2年目となる今年は、前年度の記録を更新して、より一層総合優勝に近づきます。
木材
桁、土台、柱、筋交い:ヒノキ製材 雇 :ケヤキ 木栓 :シラカシ
非木材
なし
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No.3 Shine sample(滋賀職業能力開発短期大学校)
最大荷重 27.1kN / 最大変位 385.6mm
滋賀職能大が壁ワン GP に再び出場することが叶いました。耐力壁は上部は圧縮材、中央部分は斜材と貫構造、下部は引張材を組み合わせての参戦です。上、中、下部に5本の貫で構成し、靭性を期待してます。2年ぶりの参戦で材料選定に苦労しました、最後のクロマツを桁に使い適材適所、樹種を組み合わせて、ぶっつけ本番です
木材
クロマツ ヒノキ ベイマツ
非木材
ロングビス(半ねじ)320 ロングビス(半ねじ)140
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No.4 シン・カベ(東京大学木質材料学研究室+網中木材)
最大荷重 53.5kN / 最大変位 106.7mm
この名前には 36mm 厚のCLT を面材として使用した「真壁」であり、貫や筋交いを用いず櫛の歯のように加工した CLT を軸材にかみ合わせて抵抗し、柱脚は鉄板とビスで接合するというという新しい要素を取り入れた「新・壁」でもあるという意味が込められています。表面からは接合具が全く見えない納まりにも注目です。
木材
桁 :ヒノキ集成材 柱、土台:ヒノキ 面材 :スギ CLT
非木材
構造用ビス 鉄板
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No.5 K2~頂を登る~(熊谷組)
最大荷重 40.5kN / 最大変位 103.3mm
はじめまして。熊谷組です。2 段の K 型筋交いと貫が順々にタイミン
グよく効果を発揮することを狙った壁です。何度も勾配を回復する荷重変位曲線は急峻な稜線のよう?!カベワンの頂に挑戦します!(2 番じゃなくてね。)
木材
桁・土台・補強材・筋交い:カラマツ LVL 柱・貫・筋交い :ヒノキ製材 楔 :カシ
非木材
ビス
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No.6 a.k.a. Dual(四国職業能力開発大学校)
最大荷重 17.3kN / 最大変位 281.2mm
格子と筋交いを用いて、二重構造の耐力壁を制作。格子壁の粘り強さと筋交いの圧縮に作用する構造。土台幅 120 ㎜の間に貫と筋違いを併用している為バランスの調整が難航したが、二重土台と二重桁を活用することで解決した。
木材
桁、柱、土台、貫、筋交い、二重土台、二重桁:ひのき 込み栓、貫楔 :オーク材
非木材
なし
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No.7 琉球の壁(沖縄職業能力開発大学校)
最大荷重 12.9kN / 最大変位 400.0mm
今回、私たちは、前回に引き続き、円を用いた壁を作製した。また、沖縄の伝統工法である、ヌチジャーを使った。ヌチジャーとは基本的に金物を使わない工法であり、とてもサステナブルなものになっています。さらに今回は前回の反省を活かし、筋交いを入れてみたり、仕口部分を二重にするなど、色々改造してみました。
木材
杉 イヌマキ
非木材
なし
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No.8 Wall marina(Hirashimariners)
最大荷重 39.5kN / 最大変位 267.8mm
面材で初期剛性を発揮する。終局時は、貫の靭性と中柱柱脚の耐力に期待した壁となっている。特に、中柱の柱脚は、応力を負担するため 15 本のビスで収めた。
木材
桁、土台、柱:カラマツ 間柱、貫 :スギ 面材 :パーティクルボード 楔 :ケヤキ
非木材
木ねじ 鋼板
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No.9 VA(神原組(日本建築藝術大學校) )
最大荷重 17.8kN / 最大変位 338.0mm
日本建築専門学校から日本建築藝術大學校に学校名が変わりました!
足元の補強材として社寺建築の地貫を応用した新しい形状を新設計!
先輩たちが開発した「雇い」に変わるものになるのか乞うご期待!!
上下に圧縮筋交いと引張筋交い、真ん中に二つの長押を挟み込むように配置しシンプルなトラス風構造体を採用しました。
木材
桁、柱、土台、圧縮筋交い、引張筋かい、長押 :桧 雇い、地貫、地貫添え蟻、込栓:樫
非木材
なし
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No.10 サルバティーコで勝ってミーヨ!
(JHK avengers
JSCA 埼玉+ハイビック+電機大河原組) )
最大荷重 26.3kN / 最大変位 230.6mm
昨年度敢闘賞を勝ち取った河原組、JSCA埼玉がハイビックと協力し、偉人であるレオナルド・ダ・ヴィンチの力を借り、金物を使用しない純木の壁を作り上げました。
「どんな障害も私を妨げることができない」というダ・ヴィンチの言葉通り、優勝まで上り詰めます。対戦よろしくお願いします。
木材
桁 :ヒノキ 柱 :ヒノキ 土台 :カラマツ集成材 貫 :カラマツ LVL 栓 :タモ 雇い材 :ケヤキ・合板 くさび :ケヤキ 飼木 :ケヤキ 圧縮筋交い:スギ 束 :スギ
非木材
なし
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No.11 貫3 ver.2 ~KANKAN-NUKI~(アカデミーリターンズ)
最大荷重 29.4kN / 最大変位 299.1mm
昨年度の戦いに味を占めて再戦! 岐阜の”東濃ひのき”で挑みます。今年は天然乾燥材で木本来の性能に期待。金物は使わず、貫構造で粘り強く、割込栓+足固めで引き抜き耐力のさらなる強化を狙います。“かんかん”とは岐阜弁で“硬い”という意味です。果たして、この壁は“かんかん”に進化したのか!?
木材
桁、柱、土台、貫 :ひのき 補助部材 :すぎ 楔、込栓 :かし
非木材
なし
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No.12 ぱぴよん(TEAM HOSEI(MIYATA LAB.))
最大荷重 44.4kN / 最大変位 199.1mm
金物を一切使わない壁を目標に、昨年の壁をブラシュアップしました。引張材は貫にして木ダボで固定することで力を伝えています。圧縮材と引張材の離れ止めとしてちぎりを利用し、見た目のアクセントとなっていることも特徴の一つです。ちぎりの形がちょうちょに見えることからこの名前をつけました。
木材
桁、土台、柱、斜材 :ヒノキ やとい、ちぎり、木ダボ:シラカシ
非木材
なし
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No.13 相欠きのジャンヌダイク(AQチーム匠(東京大学稲山名誉教授+篠原商店))
最大荷重 55.9kN / 最大変位 204.0mm
日本の相欠き加工技術で実際に中層木造を建てた程の高耐力を実現し、かつ抜け感を加えて木質の美しさを兼ね備える相欠きの十字部をジャンヌダルクを彷彿させるロレーヌ十字に見立て、また相欠き加工技術は古くから大工の手によって使い続けられ、古き英雄と木造の英雄を組み合わせた「相欠きのジャンヌダイク」で連覇する
木材
梁・柱・土台 :ひのき 相欠きラーメン:ひのき、カラマツ
非木材
ビス 帯金物
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No.14 ^(カベフロニア・ホールディングス)
最大荷重 32.4kN / 最大変位 400.0mm
前田建設工業がインフロニア・ホールディングスとしてホールディングス化されたことに伴い、我々、前田建設工業チームもカベフロニア・ホールディングスへと進化しました。
インフロニア HD が重きを置く強みの^(キャレット=累乗)のようなルーバーが特徴の耐力壁です。
^型に配置した縦ルーバーがめり込みを面外に逃がすことで土台の割裂を防ぐ粘り強い壁を目指します。
木材
桁、土台、柱、横架材:ヒノキ集成材 ヤトイ、縦材 :カラマツ LVL 木栓 :カシ
非木材
なし