カベワンGP2020 実行委員会に届いた大会に関するQ&Aを紹介いたします!(随時更新中!)
1.
Q.今年の募集要項の7. 耐力壁の仕様の2)⑤には、「耐力壁の厚さおよび軸材外側(面外方向)への突出、柱、土台、桁の面からの突出は、込栓を除き、表裏それぞれ20mm以内とする。」とありますが、最後のページの基本図面には、これに加えて「壁厚は140mm以内であること」との文言が加わっています。
壁の両面に20mmずつ突出すると、柱厚120+20+20=160mmになると思うのですが、これは160mmの間違いでしょうか。
昨年度(2019)大会では、140mm以内~という文言はなかったはずですが。。。
A.140mm以内~という文言は図面から消し忘れておりました。両側20mmずつの突出で計160mm厚まで認められます。
2.
Q.解体について毎年疑問に感じている部分があり、ご質問させていただきます。募集要項に解体は、土台、桁(横架材)、柱、耐力壁内部に分けることとする。柱の耐力壁外側面に残ったもの(例えば貫の端部など)については、はずさなくても良い。また、「10.評価方法 ⑥.B」に決められた区分に従い分別し、指定されたエリアごとに仕分ける。(すべて製材でできている場合には、土台、桁、柱のみを取り外せばよい)と記載されておりますが、「土台、桁(横架材)、柱、耐力壁内部に分けること」と「すべて製材でできている場合には、土台、桁、柱のみを取り外せばよい」の違いがよくわかりません。解体後、分別エリアが指定されているわけでもないため、解体した材料を端にまとめて終了しているかと思います。土台に集成材を使用していても、土台、桁、柱のみを取り外して終わっているグループもあれば、内部まで細かくすべて解体しているチームもありました。違いについて、教えていただければ幸甚です。
A.解体作業の完了条件は、「土台、桁(横架材)、柱、耐力壁内部に分けること」
とあるように、耐力壁から、土台、桁、柱を取り外さなければなりません。土台、桁、柱を取り外し、残ったものが耐力壁内部(貫や筋交等)となります。これに加え、「「10.評価方法 ⑥.B」に決められた区分に従い分別」も行わなければなりません。したがって、残った耐力壁内部についても、「10.評価方法 ⑥.B」に決められた区分において、異なる複数種類の材料が使用されていた場合、区分ごとに解体しなければなりません。最後に、解体エリアの隅に、区分ごとに材料をまとめて解体完了となります。
ご質問にあります、「土台に集成材を使用していても、土台、桁、柱のみを取り外して終わっている」のは、土台のみ集成材で、他の部材はすべて同一区分(例えばすべて国産材など)である場合です。「内部まで細かくすべて解体している」のは、耐力壁内部の構成部材に、多くの区分が異なる材料を使用している場合です。ただし、すべて同一区分の材でも、細かく解体する分には構いませんので、その場合どこまで解体するかは各チームの任意です。また、「「土台、桁(横架材)、柱、耐力壁内部に分けること」と「すべて製材でできている場合には、土台、桁、柱のみを取り外せばよい」の違い」につきましては、「すべて製材でできている場合には、土台、桁、柱のみを取り外せばよい」の文章には説明に不足があります。申し訳ございません。「『耐力壁内部が』すべて『10.評価方法 ⑥.Bにおいて同一区分の材料』でできている場合には、土台、桁、柱のみを取り外せばよい」と言い換えると、ご理解いただけるかと思います。
3.
Q.要項P.4-3行目「・柱の胴付きは桁、土台部分と接しているものとする。(一部でも可)」
の胴付きはホゾだけだとNGなんでしたっけ?
A.ほぞだけで胴付き無しというのはNGです。1mmだけでもいいのであればOKです。逆に胴付きさえあれば、ほぞ無しでもOKです。