カベワンGP2018 耐力壁

エントリーNo.1 壁ンジャーズ(ポラス建築技術訓練校)
予選荷重(1/60rad.) 10.7kN / 最大荷重 31.2kN / 最大変位 143.6mm

この耐力壁の特徴は、二重土台に二重柱、やといで土台と組み、頑丈なつくりになっています。また、筋交いを上部に、格子を下部に組んだため、見た目がまるで一つの家のように見え、和風な耐力壁となりました。ビスや金物を1つも使わず木材だけで組んだところも特徴の一つです。

木材 桁:ひのき 柱、土台:ひのき 筋かい:ひのき やとい:合板 ダボ:樫
非木材 なし

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エントリーNo.2 一位の壁(チーム匠(アキュラグループ+東京大学木質材料学研究室+篠原商店))
予選荷重(1/60rad.) 13.0kN / 最大荷重 48.5N / 最大変位 292.4mm

前大会である木造耐力壁ジャパンカップで有終の美を飾った「紬シリーズ」を踏襲し、縦貫材を並べることで応力を分散させ、粘りを発揮させます。さらに白樫を使った補強斜材を用いることでブレース効果も持ち合わせた設計としました。また加工費を抑え、組み立て・解体共に安全かつ速く出来る設計とし、トーナメントと総合のW優勝を目指します。

木材 桁・柱・土台・横貫:赤松、縦貫・補助斜材・木栓:樫
非木材 ビス

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エントリーNo.3 扇(日本建築専門学校 耐力壁研究部)
予選荷重(1/60rad.) 6.2kN / 最大荷重 -kN / 最大変位 -mm
※加力直後に予選敗退が決まったが、別イベントで展示するため、引き切りを行わなかった。

その名の通り六本の貫を扇状に入れ込んだ壁になります。貫穴がテーパーになっており、壁が傾くほど貫が刺さり、耐えていく仕組みです。土台は下端からくさびを打ち込み、柱ほぞを強引に開かせています。また、初期剛性を高くするために数本の貫に込栓を入れ、長年の目標である予選突破を狙います。

木材 桁:杉 柱、土台、貫、足固め:檜 込栓・鼻栓:樫
非木材 なし

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エントリーNo.4 G-WALL HDL(三井ホームGT)
予選荷重(1/100rad.) 24.4kN / 最大荷重 65.5kN / 最大変位 218.8mm
※ペナルティのため、予選荷重を1/100rad.時の荷重とした。

K-1グランプリに金肉ムキムキの野獣が殴り込み!「ホゾ?ヌキ?ナンダソレハ??」木造技術を圧倒的な金力で破壊してやる!(「金」は”metal”なのか”money”なのか・・・)当社オリジナル木ねじによる耐力壁「Gウォール」を壁-1用にアレンジしました。シンプルなツーバイフォー耐力壁で挑戦します。

木材 桁:べいまつPSL 土台:からまつ集成材 柱:すぎ集成材 面材:からまつ構造用合板
非木材 木ねじ、かど金物、帯金物

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エントリーNo.5 カステラ(CRAZY TIMBER ENGINEERING)
予選荷重(1/60rad.) 11.7kN / 最大荷重 27.1kN / 最大変位 180.8mm

カステラは、ヤング率が高く、材せいや長さが自由なMDFを貫に使用し、高剛性・高耐力を目指した格子耐力壁カベよ~。面材を貫に使うアイデアは我ながら気に入ってるカベよ~。中心の縦貫をモーメント抵抗させて、構造上厳しい柱脚の軸力の負担を減らすことを目指したカベよ~。ところでカベワンのtwitterフォローするカベよ~。

木材 桁:スギ集成材 柱:ヒノキ集成材 土台補強材:スギ製材 土台:豪州ヒノキ  貫:MDF 木栓:ラミン
非木材 なし

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エントリーNo.6 ダイナマイトKATADA(東京理科大学宮津研究室)
予選荷重(1/60rad.) 8.4kN / 最大荷重 35.9kN / 最大変位 308.8mm

今回出場するに当たって、”長方形”というのを大きなテーマとして設計いたしました。面材、及び何も入れない空間を交互に設けることで加力時の変形に期待しております。また、全体のデザインにもこだわりました。実際の建物でインテリアのような役割を担ってくれると期待しております。

木材 桁、土台、柱、貫:ヒノキ 面材:杉 楔、込み栓:樫
非木材 なし

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エントリーNo.7 Dream Ami(ティンバニスタ網中、壁を創る)
予選荷重(1/60rad.) 8.4kN / 最大荷重 35.9kN / 最大変位 308.8mm

Dream Ami(ドリーム アミ、1988年5月11日 – )は、日本の歌手、ダンサー。Dream、E-girlsの元メンバー。大阪府箕面市出身。LDH JAPAN所属。当初は本名で活動。現事務所所属以降はAmi名義を使用。ソロ活動時およびソロ活動専念以降はDream Ami名義を使用

木材 ヒノキ製材、合板
非木材 ビス

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エントリーNo.8 Wall E(東京理科大学 高橋研究室)
予選荷重(1/100rad.) 5.0kN / 最大荷重 33.7kN / 最大変位 285.2mm
※ペナルティのため、予選荷重を1/100rad.時の荷重とした。

全体的にめり込みを意識した構造にしました。組み方を変えることで応力の分散や靭性を上げる効果を狙ってます。三年連続テクノ―ラを使って会場の話題(?)を作った高橋研究室、今回は新たに帯状の新素材を使うことでビス止めがしやすくなり、更に引き抜きを防止する構造になってます。

木材 土台;サイプレス 貫、梁、柱;杉 接合部材;合板
非木材 ビス、アラミド帯

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エントリーNo.9 ビスと格子壁(法政大学 宮田研究室withシネジック)
予選荷重(1/60rad.) 19.1kN / 最大荷重 48.2kN / 最大変位 135.2mm

格子壁はこれまで多数の開発事例があり、いまさらの感は否めない。ただし、格子壁を現実の設計で採用するには、いまだ課題が多い。格子を太く細かくすると剛性と強度を向上できるが、その他接合部で破壊する可能性が高くなる。そこでビスの靭性を活用し、粘り強く、デザイン性、施工性にも優れた壁を設計した。

木材 桁、柱、土台、貫、柱脚補強材 : ひのき製材
非木材 構造用ビスφ6、土台固定ボルト

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エントリーNo.10 耐翼壁(東北能開大)
予選荷重(1/60rad.) 9.1kN / 最大荷重 12.8kN / 最大変位 59.2mm

材料にはこだわらず杉材を使用し、木材のみで耐力壁を構成しました。筋交いを圧縮筋交いになるよう配置し、縦貫を貫通させることにより、ガチガチに固めず粘るように設計を行いました。ただ、筋交いを放射状に配置しているため、圧縮側の柱の一部に力が集中しますが、デザイン性を考慮し目をつむりました(笑)

木材 込栓:樫 その他:杉
非木材 なし

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エントリーNo.11 ねじと斜材と平成最後の夏(KAMAGIC(シネジック with KMC))
予選荷重(1/60rad.) 14.7kN / 最大荷重 54.3kN / 最大変位 133.2mm

ヒノキ斜材と、貫と壁中央の間柱に堅木を配置し、高耐力のめり込み強さに期待した壁です。これまでと比べビスの使用は最小限にし、本当に必要な箇所に必要な分だけを使います。見た目はスッキリ強い壁!を今回は目指します。

木材 桁・土台・柱:ヒノキ 貫:イペ 間柱・込み栓:ケヤキ
非木材 ビス

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エントリーNo.12 う・どんと来い(四国職業能力開発大学校)
予選荷重(1/60rad.) 6.9kN / 最大荷重 17.3kN / 最大変位 117.6mm

壁ワングランプリの前身である一昨年の耐力壁ジャパンカップで総合優勝した時の格子壁をさらにブラッシュアップしてきました。今大会も例年同様に金物を使わない格子壁で勝負します。

木材 梁、柱、土台:ひのき 貫:ひのき、すぎ 楔、込み栓:カシ
非木材 ビス

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